You are not in Kansas any more; you are on Pandora.
先日発売されたばかりの Avatar - The Extended Edition。買いました。3枚もDVDが入っています。3編も映画「アバター」が入っています。公開版、特別版、拡大版。さらにメイキングもたっぷり。驚くべき裏話がたっぷりでした。
例えば、Foxにアバタープロジェクトを了承してもらうため、まず主人公二人の会話シーンだけモーションキャプチャ装置で撮影。そこでネイティリ役の女優はなんと、キム・ユンジン。あの「シュリ」「ロスト」の韓国人女優です。驚きです。
惑星パンドラの住人ナヴィは、もちろんCG。しかし、モーションキャプチャで、実際に人の動きを全部撮影し、表情も目や口の動きも取り込んで、CGにするから、CGで演技をさせるのと違い、とても自然にできあがる。普通のCGアニメのぎこちない笑顔や表情とは次元が異なりますね。
俳優達は、スエットスーツみたいのを着て、顔に点々を付けられ、顔の前には目の動き口の動きを撮影するカメラが付いている。それで何もないところで演技をする。大変だと思います。よく怪獣物で「何もない空を見て、『あ、ガメラだ』と驚ろく」というような演技が大変だと言っている日本人俳優を見ました。あんな比じゃないですね。
しかし、実は俳優達はリハーサルを実際にハワイの熱帯樹林で行っているのです。ジャングルを移動すること、臭い、歩く感触、空気、そういったものを経験させているのです。その記憶と経験をもって、殺風景なスタジオで変な格好をして演技をするのです。だから役者たちも「自然」に演技ができるのでしょう。そう言っていましたから。
主役のジェーク・サリーを演じたサム・ワージントンは、もちろん海兵隊の訓練を実際に行っています。ネイティリ役のゾーイ・ソルダナは、一番「ナヴィ語」を話さなければならないので、必死に訓練し、彼女の話し方を皆が真似することになりました(口調やリズムを統一するため)。
もちろん「ナヴィ語」も専門家が作っています。過去にも、クリンゴン語などいろいろありますが、映画上でナヴィ語ほど本格的に作られた仮想言語はないかもしれません。
戦闘ヘリ「スコーピオン」パイロット役のミシェル・ロドリゲスも、ヘリコプターの操縦を実際に体験しています。
さて、オーディションですが、主役以外の重要な役である若き族長ツーテイ役を獲得したラズ・アロンソは、まだナヴィ語が完成していなかったため「英語でない架空の言語をしゃべって演技してくれ」と言われたそうです。それで怒って帰ってしまった役者もいたそうです。そんなことで大役を逃すんですね。逃がした魚は大きい。アロンソは動揺することなく自分で作った言葉(というか音というか)を使って演技をし、見事大役を得たということです。
エクステンデッド・エディションでは、実はジェークの地球での生活から映画が始まっています。また最後の方で撃たれて地上に落ちたツーテイと、ジェークとの対面があり、「後を頼む」「許してくれ」という和解の会話による別れのシーンがあります。
まあとにかくすごい映画だと思いますね。知恵と発想と努力と、お金。お金だけあってもできるものではないです。またお金がないとできないものでもありますが。
SF小説の世界では、異星人(およびその文化)を緻密に明確に描いた作品は何十年も昔からあります。しかし映画となると、実際に映像化しなければなりません。そういう意味では、画期的でしょう。
Jake: We have the home field advantage. 「おれたちには、地の利がある」
今公開中の日本の「宇宙戦艦ヤマト」はどうなんでしょうか。CGの出来映えは?
Marcus
PS: 日本はやはりアニメでないと、だめなのでしょうか。CGとなると莫大なお金がかかりますからねえ。
良いバンパイアと人間の純愛物「Twilight」の第3弾 Eclipse がやっと日本で公開されました。アメリカでは6月公開だったのに、どうして日本では今どき? 暗いから、冬に当てよう、ということなのでしょうか。
とにかく、第3弾は「アクション」中心です。いやまだ見てないけれど、trailer はたっぷり見ていますので。悪いバンパイア軍団と良いバンパイア+狼男軍団連合軍に一騎打ちです。楽しみです。
この原作は、4巻シリーズで、最後が Breaking Dawn。映画化も2部にわけて進んでいるようです。
Part 1で書いたように、人の血を吸わない良いバンパイアが主人公なんで、とても興味を持ちました。主人公の二人、人間のベラとバンパイアのエドワードを演じるのは、Kristen Steward と Robert Pattison。美男美女というわけではないのですが、Kristen のなんとまあ暗いこと。ぴったりです。Robert も不気味なところがよく現れています。何と彼はハリー・ポッター(「炎のゴブレット」)で、惜しくも殺されたセドリックを演じていたのですね。気がつきませんでした。
バンパイアを束ねる一族ボルトゥーリ (Volturi) 家の長であるアロは、もう一つのバンパイア・狼男映画 Underworld で狼男のリーダーを演じた Michael Sheen。Underworld では不気味さより恐ろしさが目立ちましたが、こっちはメークの影響もあってか気味悪い。でも存在感たっぷりでした。
人に痛みの感覚を与えられる能力を持つ Volturi 一族の Jane は、子役にして名優 Dakota Fanning。今年で16才ですが、子役のときとかわらないかわいらしさを維持しています。ただ、この Jane 役では、もちろんメークのせいではありますが、怖い。
さて、エドワード一家の長である Carlisle Cullen。Carlisle は「カーライル」と読むそうです。これはケルト系の名前で、原義は「city of the wall-tower」だそうです。Cullen もケルト系で「puppy (子犬)」。謎、不思議、太古から続く、などのキーワードをもとに、作者がケルト系の名前を考えたのでしょう、きっと。
Carlisle 役の Peter Facinelli もイメージにぴったりだと私は思いました。この役者を見たのはこの映画が初めてですが。
私としては Alice が良かったですね。Ashley Greene ですが、やはりこの映画で一躍有名になったそうです。Cullen 一家のなかでは、一番とっつきやすい。
上記で紹介した3人の女優、皆さん背がそれほど高くない。163 - 168センチくらい。欧米人でもけっこう背の低い女優さんは多いんです。最近では韓国人女優のほうが背が高いと思えるくらい。主役級はたいてい170あります(チェ・ジウを始め)。
最後にベラを愛するオオカミ男 Taylor Lautner ですが、彼は劇中の人物と同じく native American (Ottawa と Potawatomi というグループとのこと)の血を引いています。そういう顔してますね。彼は第二作では別の俳優に代えられてしまうはずだったのが(二作目ではオオカミ男になるので筋骨隆々とした上半身を見せる必要があった)、必死に筋肉を鍛えてあの身体にしたそうです。そりゃ俳優人生の生死を決める問題ですからね、ほとんど無名だった彼にとっては。そのかいあって、今では人気者です。
そもそも Twilight の役者はほとんど新人またはそれほど名前が知られていない人たちばかりです。そのフレッシュさがまた良かったんでしょうね。
第4作 Breaking Down では、あの二人はああなってこうなって・・・。Wikipedia にはあらすじが書いてあるので、もう知ってしまいましたが、実写映画を見るのは別の楽しみがあります。
Marcus
PS: Dakota Fanning が超能力者の役で出た映画 Push。ほとんど話題になりませんでしたが、けっこう好きでした。ものすごい CG という映画ではなかったのですが、追われる、あるいは監視される異能者たちの無力さ、けだるさ、つらさなんかがよく現れていました。
ご存知の通り、原作は日本のテレビゲーム。私はやったこともありませんが。
映画の原題は Resident Evil。resident は名詞としては「住人」、ERなどで知られるようになった「研修医」。形容詞では「居住している、住み込みの」などがあります。
Resident Evil は、「身近な悪」というふうに理解されているようです。
しかし、私はふと思いました。確か「常在菌」という医学用語に resident が使われていたのでは、と。
resident bacteria が「常在菌」。resident flora となると常在菌を含めた「常在菌叢」。flora とは一般的には「植物相」でつまりは「(ある地域にいる)植物全体」を示します。fauna (「動物相」)と合わせて、「flora and fauna」という形でよく使われます。
resident evil とは「常に存在している邪悪な物」ということではないでしょうか。
新作の Resident Evil: Afterlife が楽しみですね。
Marcus
PS: 第1作に出てきたミシェル・ロドリゲス(Michelle Rodriguez)は、彼女は Avatar にも出ていましたが、いつも「生き残ってほしい」と思わせながら死んでいく役ですね。出世作は Girlfight。ボクシングに打ち込む女性のお話で、最後には彼氏より強くなってしまい、別れてしまう(だったっけ)、というような苦い青春スポーツ映画(アメリカならではの貧困・差別・不良化からの脱出映画でもあった)。とても印象的でした。
最新のガンダムは「ガンダム・ダブルオー」なんですが、そこにでてくる団体が「ソレスタル・ビーイング」なんです。
どうしても気になるのです。「ソレスタル」ってなんだ。まあすぐわかりましたよ、celestial です。「天体の」です。「ソレスタル・ビーイング」で「天空人」、つまり初期ガンダムコンセプトでいえば「ニュータイプ」みたいなものでしょう。
しかし、celestial をどうやったら「ソレスタル」にできるのか、不思議でなりません。カタカナ読みしたって「セレスチャル」でしょう。なんで「セレ」が「ソレ」の「オ」になるのか。tial が「タル」の発音になるのか。
ubiquitous も jacuzzi も acoustic も attenuator も storage 、基本的には英語の音を真似ようとして真似きれず日本的になってしまったものだと理解(分析)できます。「ユビキタス」「ジャグジー」「アコースティック」「アッテネーター」「ストレージ」でしょう。
しかし celestial が「ソレスタル」になる原理がわかりません。
まあでも、オンライ英語辞書サイトで celestial の発音を何度も聞いてみました。ひょっとしてちょっと聞いただけだったら「ソレスタル」と聞き間違えることもあるかもしれない。celestial の最初の ce の e は弱い e なので「ア」や「オ」に聞こえないこともない。tial も「チャル」だけれど、「チ」というはっきりとした発音ではないので、「タ」に聞こえないこともない。
もし英語の発音を忠実に真似ようとしてそうなったのなら、それはそれですごいかもしれません。いってみれば、例えば Animal Battle というようなタイトルがあったとして、「イャナモーバト」と書くようなもの。
ガンダムも世界的(まあ圧倒的優位を持つ「英語」のことですが)というべきか。
Marcus
PS: Gundam を実写で撮る意味は今ではまったくないですね。どうせCGだし、もうCGではガンダム風の機械はいろいろな映画で見せられています。もうこなったら実際に作るしかないです。
仏教はもとより、あの Star Wars でもテーマは「執着心をなくす」です。執着心をなくす、とは、つまり Star Wars でいえば、愛した妻パドメをなくしたアナキン・スカイウォーカーは思いを断ち切ることができず、悪の道に走ってしまったわけで、「諦めきれない」のは、ときとして悪い結果を導くもののようです。そのあたりをお釈迦様は理解されていたので、「無」の境地というものが重要であると思い立ったのでしょう(僭越な推測で申し訳ないです)。
さて、「割り切る」を英語で言うと、learn to let it go
これは先日見ていたアメリカの「科捜研の人々」のお話、CSI で聞いたセリフ。メンバーの1人が犠牲となった人々の悲しみを背負いすぎて、「割り切る」ことができず、CSIを去っていくわけで、そのときにチーフのグリソムが言ったセリフ。
ただの let it go じゃなくて、learn がついているのがいいですね。もちろん「割り切る」だけでは let it go でいいのでしょうけれど、セリフでは「割り切ることを学ばなくては」と言ったかどうか覚えていないので恐縮ですが、でも「割り切ることが大切だよ」とか「割り切ろうとしなくちゃ」とかいうセリフでも、Learn to let it go. でいいと思います。
「やはり割り切らなくちゃね」と一般論で言った場合でも "I think we need to learn to let it go." というような使い方が良いと思います。なぜならば、「そう簡単に割り切れるものじゃない」わけで、だからこそ learn を付けるのが適切だ、ということです。日本語でも「割り切らなくっちゃ」というような場合には、完全に let it go という命令形的、断定的な意味で使われるわけではないと思います。
積極的(?)な意味での「割り切る」は accept あるいは live with it ですよね。これは let it go はしないけれど、「受け止める」ということ(まあ厳密な意味で let it go しない、というわけではないけれど)。
忘れてもいいようなことは、let it go で、忘れちゃいけないこと、とても忘れられないこと、でも思い悩み続けてはいけないこと、などは accept or live with it なのでしょうか。
Marcus
PS: 日頃ミスが多い私は、本来 accept or live with it でしかるべきなのに、let it go してしまう・・・。そうしないと後悔がたまりすぎてどうしようもないので。これってご都合主義・・・




